今年も引き続き同志と共に養護施設に行ってきました。

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毎回ワンパターンではありますが、文具や遊び道具などをリクエストに応じて予算の限り持参しています。

なかなかそのような差し入れも少ないらしいのですが、できるだけ”ちゃんとしたブランドの品”を持っていきます。

ついつい予算の中で多く買いたいと言う衝動から安いものを選びそうになりますが、差し入れが少ないからこそ”長持ち”しないといけません。

それでも多分一年は持たないだろうな・・・。

とは言え、去年持って行ったもので遊んでくれてるものなどもあって嬉しかったです。

 

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毎回、毎回自分がやっていることは”偽善だ”と感じ、”自分のためにやってるんだなぁ”と言う皮肉を感じます。

彼ら彼女らは365日色んな感情の中で生活しているわけですが、僕が行けるのは1/365の中の2時間程度に過ぎません。

それで「何かを与える」ことなんかできませんし、できることはほんの小さなことです。

 

去年来たことを覚えている女の子がいてバドミントンをしたことを覚えていてくれて、今回はバドミントンを持って来てないのを怒られた。

少しは期待をしてくれているし、記憶にも残っている。でも、彼女にとってなにかプラスはあるのか?って複雑な思いにもなります。

 

そんな中、今年は小学生の野球少年が印象的でした。

ボールを数多く持って行って、中にはプラスチックのバッドなども持って行きました。

それを真っ先に手にしてブンブン素振りして「ボールを投げて!」と言われ何回も何回もピッチャーをしました。

その子はたぶん朝早くからユニホームに着替えて野球に行くのを楽しみにしてたんだと思います。

そこに格好の練習相手が来た(笑

僕はこの子に希望を感じましたし、何かに熱中するって事は置かれた環境をもはねつけるパワーがあると教えられました。

僕自身が教わっているんです。

 

 

 

そう言えばなんかドラマで養護施設のことが問題になっていましたがほとんど影響がないようでした。

影響が無い・・・・

そう、話題になっているはずなのに、本当の養護施設にはなんら変わりがない。

ここに社会的な問題があるような気がします。

 

毎年言ってますがタイガーマスク現象(ランドセルを置いていく)も今年は全然聞きません。

これも自己満足型のパフォーマンスに過ぎないとすれば残念なことです。

何も言わずに置いていくのは一見カッコ良く思えますが、実際に触れ合うとその本質がわかるのです。

 

僕は今年も行ったと言う達成感を感じるのではなく、自分になにができるか、どうすると良いのか、どうなったらよいかを再び考えます。

来年はもう少し人数を増やして興味のある方をお連れし、感想を聞いてみたいなと思いました。

今年もみなさんありがとうございました。

養護施設のみんな、共に頑張ろう!