政治の話などはビジネスではタブーだと分かっていますよ。と前置きして・・・・

防衛省の航空幕僚長が日本史観の論文を応募しそれが入賞して騒ぎになってます。

結局首に近い状態でその幕僚長は防衛省を追われ、なんだか自体は収束に向かっているかのようなTV報道です。

ここで、考えないといけないのはTVニュースが伝えていることが本当に公正で事実なのかと言うこと。

TVニュースは過去の日本の侵略戦争を認めた政府方針とその幕僚長が書いた論文の内容が相反することから問題だという論調で、結局この問題の責任をそれぞれがどうとるかとったかを報道しています。

ところが、僕はまず最初にこの「懸賞論文」と言う某全国チェーンホテルが企画しているもの自体が「第1回」であった点が不思議だなと思いました。

そして、その懸賞論文に「多くの防衛省幹部が応募」していたと言う事実。

このページみると何か臭いますね。。。
この辺は週刊誌などが一斉に報道すると思うので、それを読んでみようと思います。

いずれにしてもこの時点でもTVニュースは僕の疑問に答えられていない。

そして、実際にこの幕僚長の論文をPDFで読んでみました。

「なるほど・・・・」

ま、内容の詳細に関する感想は省きますが、言いたいことはわかります。

ただ、この論文を書いた背景がどのような背景か今後分かってくると思いますが、これはこの幕僚長個人だけの主張ではなく、他の同じ思想を持つ人々を代表したものの様に感じました。

そういう、この幕僚長自体の背景なんかもTVニュースでは報道していない。よほど問題があるのか??と、思ってしまう。

ま、思想や歴史観なので表現の自由であると思いますが、自衛隊幹部がこの様な主張をするのは問題があるかどうかは別として「問題になる」のは明らかであるわけで、「確信犯」であったことは間違いないわけです。

それをTVニュースではほとんど報道しないので、TVしか見ない人はなんのことか分からないままになるわけですね。

この事件だけでなく、すごく理解したつもりの色んな事件や情報でも実は事実とは違ったり、説明が不足しているまま理解していることがとても多いのではないかと思います。

そのためにも興味のある事は「自分の目で確かめなければならない」と思うわけです。

詐欺やらなんやらと色んな事件も起きてますが、被害者も一旦「自分の目で確かめる」チャンスがあればある程度防げた事も少なからずあると思うんですよね。

僕はどうしても腑に落ちなかったりなにか決断しなければならないときはできるかぎり「自分の目で確かめる」ことをしようと心がけています。

その上で失敗するのならば、それはそれでよしと出来る。

昔、聞いた言葉を思い出します。

「虫の目と鳥の目を持ちなさい」

ミクロでものを見る「虫の目」とマクロで対局を見る「鳥の目」
このことを常に意識に持っておかないと、思考が近視眼的になって良い判断はできないでしょう。
TVニュースを見て、多角的に考えることを忘れさせられそうになってこの様な事を考えていたわけでした。。。。。