いよいよ、事務所の移転を24日に控えています。

社内では箱詰めをしたり、記念撮影や事務所お別れ会をしたりとあとは引越しです。

思えば約4年前、猛烈な不安を胸にいろんな方々の物心両面のご支援を受けてこの事務所に来たのを思い出します。

奇跡的な船出だったなぁと我ながら自分の幸運を感じます。

34歳まで会社員をし、漠然とやりきった感や自分の力を違うフィールドで試したい気持ちなどを発散するための起業でした。

同時も起業セミナーがありましたが、僕が通った時は100名位の起業希望者がいましたが、同時実際に起業したのは僕以外にあと1名しか居なかったとあとから聞きました。
それだけ起業って行動はある意味特殊なんだろうなと思います。
そして、そのようなセミナーに行ったところで起業と言う行動を取るに足りる動機や勇気にはならないのだとも思います。

要は「起業せざるを得ない理由」があれば誰の意見も必要なく必然的にそうなるのじゃないかと思います。
たぶん、多くの社長さんは「起業せざるを得なかった」のではないかなと思っています。

事務所を見ていて一番の思い出はトイレですね。

事務所に入って絶対にトイレ掃除だけはやり遂げよう。そう決意しました。

私が起業時に掲げた言葉は「凡事徹底」でした。

4年間ほぼ出勤時は欠かさずトイレ掃除が出来たことは自分の中で大きな自信になりました。

現実的にはトイレ掃除をしたところで誰に評価されるわけでもなく、仕事の受注が出来るわけではないことはわかっていますが、これをやり通したことで得た内面的なものは大きな意味があると思います。

この年になって改めて継続することの難しさやその意味を少しだけ理解できた気がします。

色々な思い出の詰まったこの事務所とも明後日でお別れです。

一抹の寂しさがありますがこれも大切で大きな変化であり、新しい時の始まりですので寂しさも楽しみたいと思います。

後編は引越し後に書きたいとおもまーす。