結局新国立競技場は二転三転してゼロベースで見直しになりました。

sin

よかったなって感じがします。

国の進め方も問題があったのでしょうが、デザインが決まった時点やオリンピック開催が決まった時点、そして今の時点でとりまく環境が変わっているので仕方ないと思います。

今回の決断は将来には英断だったと評価されるのではないでしょうか。

資材高騰や人手不足は年単位や月単位でも変化しているので当初の予算が現状と合わないなど珍しくもないので、新しい案がこれから練られるとは言え、今回のプロセスはある程度公開して説明したほうが良いと思います。

それと、コストばかり注目されていますが国のシンボリックな施設は通常の施設(スタジアム)などとは違ってプラスαのコストがかかることはもっと説明する必要があると思います。

スカイツリーの総工費が650億円だそうです。それと比べると今回は4倍前後の予算だったと言うことになります。
※東京タワーは30億円(当時)

単純に比較出来るものではありませんが、何万人も収容することから考えると、単純に4倍が高いとは言えないかもしれません。

そもそも「高い」と言う基準そのものが明確ではないので、他の都市や他の施設と比較してもあまり意味がないのかもしれませんし、50年使うとして投資金額の回収予定を組んでみてもこれだけ変化の多い時代ですからそれもほぼ机上の空論になってしまうでしょう。

それにしてもあまりに価値観が多様化してしまって一つの事を決めるのが本当に難しいですね。

最終的には東京オリンピックが成功して「よかった、よかった」となることを期待して新しいスタジアムに期待したいと思います。

次のコンペはさらに注目が集まりますが楽しみです。