世間では偽装系のお話しでにぎわってます。

食品の偽造混入などはけしからん話ではありますが、その会社の経営者をつるし上げるだけでは問題は解決しないと思います。

世の中がそのような会社を作ってしまっている背景があることを厳粛に受け止めなければならないと思います。

価値判断が品質などではなく単純に「価格」だけで決められることが多い昨今、供給側の企業もありとあらゆる手段でコスト削減を行うわけです。だからといって偽装を肯定するわけではありませんが、目の前の生活、経営を続けるために悪いと思っていながらも「やらざるを得ない」会社はまだまだたくさんあると思います。

WEB制作も同じような価値判断に苦しんでいる会社は多いと思います。
価格を最も大きな価値基準にされるのは当然のことなのですが、その結果を見るとあまりにも衝撃的な事が多いですね。

過去に弊社にお見積を頂き残念にもご縁が無かった会社さんのサイトを別の業者さんが作りそのサイトの品質をみたときに「かわいそうに」と思うことは少なくありません。

家を造るのとWEBを制作するのは似ているところがあって、目に見える部分を良く作ることはできても、その中身、裏側を見るとガタガタであることはそんなに珍しくないわけです。その結果、住宅は長く住むことができなくなったり、WEBでは何故かアクセスが少ないとか、反響が無いなどの結果となって表れてきます。

価値判断としての「価格」はもちろん大切なのですが、投資するコストを最大限に生かすためにも価格以外の価値判断も含めた総合的な判断がWEBに限らず色んな商品で必要になっていると思います。