またもや若い大切な命が失われた。

今度は部活顧問による体罰。

数ヶ月の単位でもはや年中行事みたいになっている子供たちの自殺報道。本当にかわいそうでなりません。

今回の事件も少しだけTV報道と新聞やネットなどで見た限りでは、前兆があったようで悔やまれます。

部活動の顧問が生徒を殴ると言う前世代的な事が原因だったようです。

僕も中学生の頃は猛烈な体罰に遭っていました。それはもうひどかったです。

友人には歯が折れた物もいましたし、顔がすごく腫れて、目の白い部分が真っ赤になっている人もいました。

それでも当時は何の問題にもならず、その先生は”熱心な先生”と言う評価でした。

生徒からしたら、たまったもんじゃなかったのですが・・・・。

それが25年経ったいまも続いているとすると、時代の変化に対応出来てなくチームが勝つことに体罰が必要だと誤解されていると思います。

厳しい練習に体罰が必要かどうか、今の生徒達に体罰が有効かどうか、現実的には指導と言う名の暴力ではないのか?

報道では、当然のことながらその顧問教諭と学校そして教育委員会に避難の矛先が向けられるわけですが、今回は今回もその保護者たちにも責任があるでしょう。

そこは、報道では絶対に流れませんが亡くなった生徒さんの両親も含めて保護者の責任も大きいと思います。

チームが多少弱くなっても体罰暴力を無くして、もっと厳しさの上に楽しさも入れて、恐怖のモチベーションではなく積極的なモチベーションを持たせることでチーム力を上げる方向転換を早くにしなければならなかった。

おそらく強豪校であれば保護者のサポートや関与もあっただろうし、体罰暴力のシーンも確認出来たのではないか。

「先生、体罰は時代にそぐわないのでやめましょうよ。」

その決意を保護者が顧問教諭に言えていたら変わっていたかもしれませんが、その様な環境はなかったのでしょうか・・・・。

本当に子供が自殺してからでは遅すぎる。

このような事件が頻繁に報道され、子供たちの方がストレスを感じているのではないかな。

この世の中に絶望感や失望感、無力感を感じるのではないかな。

このような事件が起こるたびに、同じ大人として私も無力感を感じます。