武田信玄の旗印として有名な「風林火山」これは孫子の兵法から引用されているそうですが、実に奥が深い。

その疾(はや)き事は風のごとく

その徐(しずか)かなる事は林のごとく

侵掠することは火のごとく

動かざることは山のごとし

 

疾風や火勢のように粗々しく行動するときもあれば、林や山の様に構えて動かない。そんな作戦なんかが望ましいと言うことなのでしょう。

要するに「やるときはやれ!」と言うことですね。

しかし時期尚早の場合は「あえて動くな」と。

古の人々はこの様にして心の平静を保って戦いに挑んでいたと思うと歴史という物が面白くなります。ワクワクしますね。

今も昔も戦い方には普遍的な部分に変わりはないと思いますが、そうであれば歴史に学び今の戦略・作戦を考えることはとても理にかなっているといえますね。