ノーベル賞を2人の日本人と1人の元日本人のアメリカ人が受賞されたのは本当に嬉しい限りです。
日本人の受賞は22人目ですか。本当に素晴らしいですね。
ここで、クローズアップされているのがアメリカ国籍の中村修二さん。
今回の受賞の内容となったLEDの発明を日亜化学工業と言う会社に在籍中に行い、その発明の対価が低すぎると訴訟し和解した上で、研究環境が自分に合ったアメリカに移住されたそうです。
これは有名な話で僕も知ってました。
報道のされ方は、ノーベル賞を取るような素晴らしい発明でしかもその企業に多くの利益をもたらしたのにその還元(対価が支払われていない)がされていない、されなかったと言うもののようです。
それは事実に近いと思います。
が・・・・。
僕も過去に特許を取得している身として考えると、発明できる環境は会社が提供していたわけなので、その発明の対価の妥当性は司法が決めるとしても、なにか会社が側が一方的に悪いと言うような伝え方はどうなのかと思います。
しかもすでに発明の対価は支払われており、解決済みなわけですが今回の受賞をきっかけにまた話が盛り上がっているようです。
僕が何を言いたいか。
受賞に乗じて解決済みの話を持ち出すのはフェアじゃない。
日本より外国のほうが発明の環境がよければ、外国に行けば良い。事実そのような人はたくさんいます。
日本の研究者に対する制度がまだまだ良くない点はあるのでしょうが、これだけ多くの受賞者がいるということは環境は悪くない面もあるのでしょう。
ただ、「お金に関する点」に不備があるのかもしれません。
発明や特許は素晴らしいことですが、1人ではそのアイデアを活かし世の中で使われ大きな経済効果を出すことは難しい。
多くの人が積極的に関わらければ、どんなに素晴らしい発明も実用レベルに近づかないと思います。
なので、僕は発明の対価にクローズアップして発明者の不遇だけにフォーカスを当てるのは他の関わった人のためにも良くないと思うわけです。
なんか今回のノーベル賞は「お金の匂いプンプン」な感じがしたのは僕だけでしょうか?
そして、それに絡めて「ブラック企業」的な話に強引に持っていく論調もあったりして残念に思うわけです。
ちょっと話が中途半端になったな・・・・。
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