広島の都市部で未曾有の水害が起こった。

1時間に120mmの雨なんて想定の範囲を超えています。

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僕は元土木技術者ですが、こんな降雨量で地域の治水しようと思ったら膨大な国家予算が必要だし、そもそも安全に住める所が無いと思う。

しかし、ニュースは避難勧告が遅れただの気象予測がどうのこうのと言ってますが、はっきりと

「この降雨量では今の人知において安全を確保し難い」と言うべきです。

これは東日本大震災の津波と同類の想定外の桁外れの天災であり降雨量なのです。逃げるしかないのですが、逃げるための情報も万全ではありません。

ゲリラ豪雨をレーダーで感知できたとしてもどうやって逃げますか?どこに逃げますか?

前の日に避難勧告を出していればと言いますが、逃げる人、逃げれる人がどれだけいるか・・・・。

気象予測の技術が発展しているので逆に要求が過度になり、それほどアテにもできない科学の力を過信しさも人災のごとく犯人探しをしても解決できない天災だと僕は思います。

僕の友人の子供の友人が亡くなりました。胸が詰まるし悔しい。広島の街は好きだし安佐も行ったことがある。

早く被害の全容が判明し一刻も早く救出されて平穏な街が戻って欲しい。

だけど・・・・。

東日本大震災の被災地と同じで、防潮堤を作り再び人はそこに住んでしまうんだよな・・・・。

また、砂防ダムを作り河川を拡張し、防災システムを整えて再度またそこに住む。そして、またいつかは災害が起こる・・・・。

なんともやるせないのですが、それが現実です。

どうやっても人間が勝てないものの中に自然があるんですよね。

あと、民放は地方を軽視してますね。現在進行形の大水害の報道を軽視している。都心部であれば大したこと無いのに大騒ぎするのに。

まったくふざけるなと言いたい。