福島第一原発の汚染水漏れの報道が連日報道されています。

僕は土木の設計や現場の出身者として思うのですが、あの状況で汚染水漏れをゼロにするのは不可能でしょう。

そもそも、あの広大な敷地で止めどもなく出てくる放射能汚染水を貯めることに無理があるし、漏らすことをゼロにするのは土木技術では無理です。

土木技術が低いなどの理由ではなく、物理的に無理なんですよ。

水や土やコンクリート。自由に扱えるようで扱えない。

全てがコントロールできるはずもなく、壊れたり故障したり漏れたりするのは当たり前。

それなのに、どれだけ報道でその事実を叩いたり、政治家が苦言を呈しても無理なものは無理ですよ。

東電の杜撰さは枚挙にいとまがないですが、こればかりはどの業者が行っても完璧にゼロにすることは無理でしょう。

(隠蔽したりするのは別次元の問題ですよ)

 

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だから、もっと本質的な話をしなければならない。

おそらく、福島第一原発の放射能漏れは極めて深刻なのでしょう。

特に汚染水については。

 

施設自体に大きなクラックが入っていて地下水が施設内に大量に入り込んでおり、それを汲み上げるしか方法がなく、これは永遠に続けると行っても汚染水の置き場がもう無い。

汚染水の浄化ができるフランス製のろ過器が一時期報道されてましたが、それも報道が無いと言うことは解決策ではないのでしょう。

 

だから、これは極めて深刻な事態だと、本質的なところを追求しなくてはならないのでは?

 

今のまま、湧き出る地下水(放射能汚染水)を貯蔵する、しかも漏水ゼロでってのは無理なのだから本質的な解決策を東電や政府は提示しなければならないと思います。

 

根本的に出来ないことを吊るし上げて報道している限り、本質的な解決に近づかないと焦燥感を感じました。

 

多くの人が、気がついているはずなのになんでなんだろう。。。

 

※私は「反原発」でも「原発推進派」でもありません。